【3分でわかるニッポンの伝統工芸】和歌山:紀州箪笥

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紀州箪笥
出典:http://kougeihin.jp/item/0626/

日本の「箪笥」(たんす)が、英語でも「Tansu」と呼ばれているのをご存知でしょうか?

「木の国」紀州・和歌山の伝統工芸品「紀州箪笥」は、上品さと強さを併せ持つ桐箪笥です。多くの引き出しがついた「和箪笥」は、人々が生活の利便性を追求し、身の回りのものが大幅に増えた 17世紀、江戸中期の大坂(大阪)で生まれました。

その箪笥の製造技術がいつ頃紀州に伝わったかは不明ですが、「南紀徳川史」という文献には江戸時代後期の1846年に和歌山城が落雷で炎上し、翌年再建された際、数々の箱物家具が作り直されたとの記録があり、その頃にはすでに和歌山の地で箪笥作りの技術が確立されていたことがわかります。また、町屋で見つかった箪笥や古文書などから、紀州では当時、武家以外の階級にも婚礼調度品としての箪笥が普及していたことが伺えます。

紀州箪笥の特徴は、木目の美しい、 気品にあふれる外観に加え、軽いのに壊れにくい堅牢さ、桐材の持つ優れた耐湿性と、火災への強さ。桐箪笥が「自分の身を焦がしても、中身を守った」といった例はいくつもあるそうです。

その伝統の技術は戦中戦後の混乱の時期を乗り越えて、昭和62年には国の伝統的工芸品に指定。現在も伝統工芸士によって伝承されています。また、「紀州箪笥」の伝統を活かしつつ、現代にマッチするモダンなデザインの小物家具などの製品も、紀州箪笥の匠の手によって作られています。あなたのお部屋にも一棹(ひとさお)、いかがでしょうか?

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