【3分でわかるニッポンの伝統工芸】山梨:甲州手彫印章

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出典:http://koga-m.com/kotei.html#煌雅の工程

役所、銀行などの書類の必需品「印鑑」。社会人としては、一つは良いものを持っていたい「印章」ですが、なんと9000年におよぶ歴史を持っていることをご存知でしょうか?

世界最古の印章は中東で見つかり、紀元前7000年頃のものと言われています。メソポタミヤ、エジプト、インダス、中国と、人類の文明とともに、印章もまた発展していきました。今日では東洋のものいうイメージの強い印章文化ですが、西洋でも19世紀に貴族文化が終焉し、署名(サイン)文化が普及するまでは、権威や信頼の証として、大切にされていました。

日本では1世紀に漢(中国)から伝わり、現代でも印章文化が生活の中に根付いていますが、その日本の印章文化を支えるのが甲州(山梨県)の「甲州手彫印章」です

江戸時代、御岳山系に良質な水晶鉱が発見されたことから、水晶の加工技術が発展しました。その後、水晶だけでなくツゲ水牛の角なども素材として使用されるようになり、彫刻技術が発達、江戸時代後期の「甲州買物独案内」という文献によると、当時から甲州では印章業が盛んであるということが伺えます。

明治6年、太政官布告により、一般の間でも印章が生活の必需品となり、需要が高まったことで、甲州手彫印章の技術と品質が全国的に知られるようになり、全国シェアの5割を占めるまでになりました。

現在でも「甲州手彫印章」は、デザインから完成まで全ての工程が、伝統的な技術を受け継ぐ一人の職人さんの手によって作られています。ご自身の大切な分身ともいうべき手彫印章をお持ちになられてはいかがでしょうか?

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