ウルトラJ

2017.02.20

特集
【3分でわかるニッポンの伝統工芸】石川:牛首紬

牛首紬
出典:http://kougeihin.jp/item/0118/

「玉繭(たままゆ)」が、絹糸を産生する「蚕」によって作られていることは、一般的によく知られています。では、その「玉繭」という言葉が、じつは蚕が2頭以上で共同で作った繭を指す」ことは知っていましたか?

石川県の伝統工芸品「牛首紬(うしくびつむぎ)」は、その「玉繭」から作った糸で織る紬です。「牛首紬」は1159年、平治の乱で敗れた源氏の落人が白峰村桑島へ逃げ、その妻が村人たちに機織を伝えたことがきっかけで、作られるようになります。

「牛首紬」が「玉繭」を使うわけは、その糸の形状にあります。「玉繭」は2頭以上の蚕が産生するので、繭玉がいびつでゆがんだものができます。そのため、できあがる糸もきれいに整った糸ではなく、ところどころに節のある玉糸ができあがるのです。太く節のある糸で作られる「牛首紬」は、別名「釘抜紬」と呼ばれたこともあります。その由来は、釘をひっかけても反対に釘が抜けるほど丈夫な織物に仕上がっているからだそうです。

カジュアルな着物とされていた「牛首紬」ですが、最近では織りあげる技術の向上から、セミフォーマルまで着用できるような製品も作られています。自然が生み出した糸の特徴を生かす「牛首紬」をぜひ一度ご覧になってみてください。

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