ウルトラJ

2017.02.25

特集
【3分でわかるニッポンの伝統工芸】福井:若狭塗

若狭塗
出典:http://kougeihin.jp/item/0518/

 アメリカのオバマ大統領にプレゼントされた「お箸」があることをご存知でしょうか?

豊かな自然に恵まれ、海の幸が豊富な福井県。その味覚を楽しむのに適した「塗り箸」をはじめとした、美しい漆器「若狭塗」が作られています。

これらの逸品が作られているのは福井県西南部に位置する小浜(おばま)。覚えている方もいらっしゃるでしょう。そう、アメリカのオバマ元大統領が就任した時、同じ「オバマ」という名前であることにちなみ、オバマ氏に名産の「若狭塗」のお箸をプレゼントした、あの小浜です。

若狭塗の歴史は江戸時代初期に遡ります。小浜の漆塗職人の松浦三十郎が中国の漆器を基に「菊塵塗」(きくじんぬり)の製作に成功したのが始まりと言われています。この菊塵塗のデザインは「小浜湾の海底」美しい風景がモチーフでした。その後、その弟子により海藻を散らしたような模様の「磯草塗」(いそくさぬり)が開発されました。小浜藩は技術の藩外への流出を禁止し、下級武士の内職として奨励したこともあり、小浜藩の名産品「若狭塗」として全国に知られるようになりました。明治時代からは、海外にも輸出されています。

若狭塗は、金箔・銀箔卵の殻貝殻米の籾殻などを使った「起こし模様」と呼ばれる200種以上の技術によって成り立っています。お箸・箸箱・食器・お盆、茶器、花器、小箱など、現代でも、古えの伝統を受け継いだ職人の手によって、柔軟で繊細な作品が、同じものは一つもない手作業として作り続けられています。その中でも、若狭の塗箸のシェアはなんと全国80%以上!

あわただしい日常の中でも、お気に入りのお箸で食事を楽しむほっこりとした時間を持ちたいもの。若狭塗りのお箸で、旬のものをお楽しみいただいてはいかがでしょうか。

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