ウルトラJ

2017.03.03

特集
【3分でわかるニッポンの伝統工芸】愛知:豊橋筆

豊橋筆
出典:http://kougeihin.jp/item/1002/

「豊橋筆」全国シェアは約25%なのですが、筆全体ではなく高級品に限った場合はどのくらいだと思いますか?

じつは、高級筆市場の70%を占めていて、プロも愛用する高級品として有名なのが「豊橋筆」です。「練りまぜ」という筆独自の技法を用いているため、墨をよく含み、墨はけが遅くて使いやすいそうです。分業はせず、ひとりの職人がすべての工程を手作業で行うため、オーダーメイドの細かい注文にも対応が可能です。

そんな「豊橋筆」の歴史は、江戸時代にまでさかのぼります。三河吉田藩(現在の豊橋市)の藩主が、京都から職人を招いて御用筆を作らせたのが始まりで、下級武士の副業として広まりました。当時は穂首の材料となる獣毛の入手がたやすい環境だったことも、産業として発展した一因です。

平成25年時点での「豊橋筆」の従事者は200名ですが、やはり後継者の確保が近年の課題です。この伝統技術と文化を受け継ぐため、地元小学生を対象にした実演授業や、一般向けの工房見学や体験学習などが行われています。余裕を持った事前予約が必要ですが、観光客が筆作りを体験できる工房もありますよ。

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