【3分でわかるニッポンの伝統工芸】東京:江戸和竿

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江戸和竿
出典:http://kougeihin.jp/item/0608/

江戸時代に使われていた釣り糸が、どんなものかご存知でしょうか? 答えは蛾の幼虫の絹糸腺から作った、透明の糸テグスやスガ糸です。こちらは江戸時代中期に、徳島の漁師が薬剤を縛る半透明の紐を見て、釣り糸に使おうとしたことから始まりました。

そんな釣り糸がつけられて、当時の釣り人たちが愛用していた「和竿」。今回ご紹介するのは、江戸時代中期に、江戸で作られ始めた「江戸和竿」です。江戸は遠浅の川や海もあり、釣りを楽しむ人が多い土地でした。季節に合わせて狙う魚が移り変わるのに合わせて、「江戸和竿」も様々な魚に対応したものが作られるようになります。

「江戸和竿」特徴は、ヤダケ、ホテイチク、ハチク、コウヤチク、マルブシ、マダケなど、10種類以上の天然の竹を使う継ぎ竿です。すべてのパーツをつなげることで長い釣り竿となり、分解すればコンパクトに収まります。耐久性を上げるために塗られる漆は、竿の美しさにつながっています。ただし、竹と漆、絹糸で仕上げる「江戸和竿」は、自然素材で作っているので、お手入れに手がかかります。また、近年は後継者問題にも悩まされているので、「江戸和竿」の現状は厳しいものになってきています。

そんな負の面もありつつ、それを補って余りある魅力の「和竿」は、釣り好きに一度は使ってみてほしい逸品です。「魚を釣り上げるときに起こる横ぶれがない」という、グラスファイバーやカーボンファイバーで作られた竿では味わえない感覚を、ぜひ楽しんでください!

■もっと詳しく「江戸和竿」を知りたい方はこちら

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