歴史的に有名な城と美しい湖で見つけた日本一! 福島県の「イチバン」なスポット3選

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鶴ヶ城3

「日本一、○○」や「日本で最初に○○した」などなど、そんな全国各地にある「イチバン」なスポットを、順番にご紹介します。第24回は、喜多方ラーメンや白虎隊で有名な福島県。北海道、岩手県に次いで3番目に広い面積を誇る、この地で見つけた「イチバン」とは?


■かつて水質日本一を誇った「猪苗代湖」

猪苗代湖

福島県の中央に位置する「猪苗代湖」。その大きさ自体は残念ながら日本で4番目ですが、意外な日本一として注目されているのが「水質」です。じつは猪苗代湖は、2002年から2005年にかけて、4年連続で全国1位、2008年に全国2位を獲得した、日本でも有数の「綺麗な湖」なのです。

猪苗代湖の水質を支えていたのが、強力な酸性質です。しかしながら、近年は生活排水などの影響で中性に近づいてしまい、水質が悪化しています。2009年以降、全国水質ランキングでランク外になってしまったのは、この湖の中性化によって大腸菌が繁殖し、ランキングに必要な基準を満たせていないことが原因です。

現在の水質日本一と言われる湖は、北海道にある「支笏湖(しこつこ)」です。そのランキングの基準となる「COD値」は、数値が低いほど水質がいいとされ、この「支笏湖」で0.7mg、2位の山梨県にある「本栖湖」で0.9mgとなっていますが、かつての猪苗代湖はそれを上回る0.5mgでした。

現在は県をあげて、沖合を綺麗にしたり、高度浄化槽に補助金を出すといった、水質改善に力を入れています。猪苗代湖が最盛期の美しさを取り戻し、支笏湖や本栖湖のよきライバルになれるといいですね。

「猪苗代湖」
アクセス:JR磐越西線「猪苗代駅」、「猪苗代IC」より車で約10分
公式サイト:http://www.bandaisan.or.jp/

■幕末から続く日本唯一の赤瓦天守閣「鶴ヶ城」

鶴ヶ城2

「鶴ケ城(会津若松城)」の原形ができたのは、現在から約600年前。その後、会津に転封してきた加藤嘉明の息子により増築され、現在の形になったそうです。

「鶴ヶ城」が歴史にその名を残したのは、戦国時代ではなく幕末の「戊辰戦争」です。会津藩が立てこもった鶴ヶ城は新政府軍の猛攻に1ヵ月も耐え続け、周囲の情勢からやむなく降伏するまで、ついに落城しませんでした。もともと「難攻不落の名城」と謳われていた鶴ヶ城は、この戦いでその言葉を証明したのです。

そんな鶴ヶ城が誇る「イチバン」は、幕末から続く「赤煉瓦の天守閣」です。じつは鶴ヶ城は、明治時代が始まってすぐに取り壊されたのですが、昭和40年にたくさんの寄付によって往年の姿を取り戻しました。2011年には天守閣の屋根瓦を、解体前の「赤瓦」に復元する工事が行われ、「日本唯一の赤煉瓦天守閣」が誕生したのです。

平成27年には「天守閣再建50周年」を迎え、城内の展示室がリニューアルされました。日本の歴史にその名を刻む名城を、ぜひこの機会に訪れてみてください。

「鶴ヶ城」
アクセス:会津バス「鶴ヶ城西口」、まちなか周遊バス「鶴ヶ城入口」または「鶴ヶ城三の丸口」より徒歩約5分
公式サイト:http://www.tsurugajo.com/turugajo/shiro-top.html

■日本でもっともカラフルな湖沼「五色沼」

五色沼

猪苗代湖と並ぶ、福島県の象徴的な存在である「磐梯山」。その磐梯山の北側一帯を「裏磐梯」と呼びますが、ここに存在する名所が「五色沼」です。

五色沼はその名のとおり、青に緑、赤などのカラフルな色の沼が集まっている場所です。実際には5色に分かれた湖沼が5つ存在するのではなく、数十個の小さな小沼が、さまざまな色彩を見せています。この色は植物や藻、湖の水質などで変化します。磐梯山から流れ込む酸性の水に濃度の違いがあり、その加減で複雑な色味が生まれているようです。

場所によって海や川といった水の色が違うことはめずらしくありませんが、1ヵ所でこれだけのバリエーションが見られる場所はそうありません。「日本でイチバン、色の違いが楽しめる沼」と言っても過言ではないでしょう。中には「瑠璃沼」のように、見る場所によって色が変わる沼もあるとのことなので、その違いを自分の目で確かめてみたいですね!

「五色沼」
アクセス:磐梯東都バス「裏磐梯」、「猪苗代・磐梯高原IC」より車で約25分
公式サイト:http://www.urabandai-inf.com/urabandai/goshiki.html

猪苗代湖に鶴ヶ城、裏磐梯と、福島を代表する観光地で見つけた「イチバン」なスポット。猪苗代湖と磐梯山は隣接しており、鶴ヶ城のある会津若松もほど近くにあります。1日で一気に3ヵ所を回るのも難しくないので、「日本一」をまとめて楽しんできてください!

プロフィールPROFILE

メフィラス岩片

「策士策に溺れる」を地で行く自称、知性派編集ライター。暴力は嫌いだが、趣味はプロレス観戦。セブン上司の無茶ぶりで、ウインダム山田が右往左往する様を見るのが大好物。

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