【3分でわかるニッポンの伝統工芸】長野:信州打刃物

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信州打刃物
出典:http://kougeihin.jp/item/0707/

「うまいもの」の名産地・信州長野県を支える農具包丁のルーツが、武田信玄上杉謙信のあの合戦だというのをご存知でしょうか?

季節ごとに様々な表情を見せる雄大な山々に囲まれ、美しい花々野草山菜など自然の恵みが訪れる人を楽しませてくれる信州・長野県

蕎麦野沢菜漬け馬肉料理など、数々の郷土料理が観光客を楽しませてくれます。その信州の方々が、美味しい食べ物を生みだす時に使うのが、農作物を育てるための農具と、その素材を料理するための包丁などの調理器具。「うまいもの」の産地・長野を支えているのは、歴史ある伝統工芸信州打刃物」なのです。

その起源は 今から約450年前武田信玄上杉謙信「川中島の戦い」の舞台となった北信州に戦に必要な武具や刀の修理のために鍛冶職人移住してきたのがはじまりです。その職人から鍛冶の技術を教わった地元の人たちは、その技を農具山林用具に活かし、代々改良を重ねながら伝えてきました。

この地では、刃を鍛えるのに最適な、火がつきやすく高温になる「松炭」の入手が容易であったことと、街道筋であることもあり、薄くて強い「信州打刃物」の評判は高まり、全国に広まっていきました。

その技術が惜しみなく活かされ、独自の進化を遂げたのが、農具、とりわけ「鎌」の製造。19世紀にはいると、草を根元から刈ることができ、刈り取った草が手元に寄せられてくる《芝付け》という加工や、手元が狂わないように刃面を内側に湾曲させた《つり》といった加工が開発され、さらに両刃であったのを、薄くく片刃にしたことで、現在の「信州鎌」の特徴が生まれました。今では、全国各地それぞれの形の「地鎌」を始め、鉈(なた)鋤(すき)鍬(くわ)薪割などの農具・山林道具も製造しています。

都会暮らしの方はなかなか農具を手にする機会は限られるかもしれませんが、「信州打刃物」では「蕎麦切り包丁をはじめ、その伝統の技を活かした各種「包丁」も作られています。先人から伝わる技をもって鋼(はがね)を鍛え上げ、生み出される切れ味を、一度体験してみてはいかがでしょうか。

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