ウルトラJ

2016.09.14

特集
【3分でわかるニッポンの伝統工芸】京都:京黒紋付染

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出典:http://kougeihin.jp/item/0210/

洋装文化が成長し、冠婚葬祭でも紋付羽織袴、黒留袖をなかなか着る機会も少なくなった昨今。東京オリンピックで外国の方々をお出迎えする機会があるなら、いっそ日本の正装でおもてなしするのはいかがでしょうか? 今回は「黒染」にこだわる京文化「京都黒紋付染」をご紹介します。

「京黒紋付染」は、結婚式の黒留袖、お葬式の喪服などを黒く染める伝統技術のことです。黒に染める「黒染」の歴史は古く、紋をつけて黒く染める「黒紋付染」として確立したのは、17世紀初頭と言われています。江戸時代中期以降は、藍などで下染した「びんろうじ染」の技術が使われ、武士階級に黒紋付が愛用されていましたが、本格的に広まったのは明治時代です。紋付羽織袴が礼服に制定されたことが国民に浸透する要因となったのです。海外の染色技術を研究したことにより、「びんろうじ染」から、現在の「三度黒」「黒染料」の2つの技術による「黒引染」へと進化しました。

洋装が多くなった現代日本だからこそ、「京黒紋付染」はさらなる進化を遂げました。黒染にこだわる老舗たちは、着物の生地だけではなく、綿や麻、ウール、ストレッチデニム、帆布、刺子など、新たな素材を京ならではの「黒」で表現する技術も開発されています。正装だけではなく、Tシャツニットなど日常に「京黒紋付染」を身に着けて、ちょっとだけ背筋を伸ばしておでかけしてみてください!

「ウルトラJ」では、ニッポンのさまざまな伝統工芸品を応援しています!

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