【3分でわかるニッポンの伝統工芸】秋田:樺細工

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秋田県・角館が誇る伝統工芸「樺細工」。その名の通り、カバノキを加工しているのかと思いきや、実は別の素材だということをご存知でしょうか?


出典:http://www.ldt.co.jp/kaba/cha/td7532.html

使われているのは、山桜の樹皮。「樺細工」は、全国的にも角館だけで伝承されており、その起源は江戸時代にさかのぼります。

藩主の手厚い庇護のもと、下級武士の手内職として浸透し、武士らしく妥協を許さないこだわりにより制作されていったのです。明治以降は問屋によって、産業化が進み、職人の手によって、さまざまな加工品が作られてきました。

「樺細工」は、茶筒や印籠など型に合わせ、筒状に樹皮を貼り付けて加工していく「型もの」。テーブルや文箱など、下地に木地を使用して紋様などをつける「木地もの」。磨いた樹皮を何枚も重ね、ブローチやペンダントなどに加工する「たたみもの」という3つの工法に分かれて作られます。

最近では、そのモダンなデザインを活かし、部屋のワンポイントになるインテリアとしても用いられています。和の魅力に満ちたテーブルトレーや一輪挿し用の花器、それ以外にもカードケースなど持ち運べるアイテムとして、日常に彩りを添えています。

ちなみに、なぜ山桜の樹皮を使いながら「樺細工」というのか、諸説あるようですが、はっきりとは分からないようです。丁寧な仕事によってつくられながら、そんな謎めいたところがあるのも、また魅力ですね。

 

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