【3分でわかるニッポンの伝統工芸】埼玉:秩父銘仙 | ウルトラJ

3分でわかるニッポンの伝統工芸】埼玉:秩父銘仙

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出典:http://kougeihin.jp/item/0107/
東京都心から約90分と、抜群のアクセスを誇る埼玉県の観光地・秩父。
この秩父に、古くから人々に愛される染め物があることをご存じですか?

その染め物の名は「秩父銘仙」。
秩父は山間の土地のため稲作に向かず、代わりに養蚕が盛んでした。
もともとは規格外の繭で野良着を作っていたそうですが、それが大衆着として人気を呼び、「秩父銘仙」と呼ばれるようになりました。

大きな転機となったのが、坂本宗太郎氏が編み出した「ほぐし捺染」という技法です。
経糸に緯糸を仮織して型染めし、それをほぐしながら織っていくことから、その名が付けられました。
「ほぐし捺染」は糸自体を型染めするため、裏も表も同じように染まるのが特徴です。
表が色あせてきても、裏を使って仕立て直しができるため、手軽なおしゃれ着として女性からの人気を集めるようになりました。

明治から昭和初期にかけて普及した「秩父銘仙」は、現在は反物に加えてストールや巾着、コースターなども作られているそうです。
また、秩父を舞台にした人気アニメ「心が叫びたがってるんだ。」ともコラボレーションし、今年の夏にはポップを使った展示企画を開催していました。
アニメファンも要チェックの伝統工芸品です。

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出典:http://www.meisenkan.com/info/2016/08/211/
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