【3分でわかるニッポンの伝統工芸】沖縄:知花花織

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hanaori
出典:http://kougeihin.jp/item/0136/

長い時間の経過や戦災などで、廃れてしまう技術。
それは、伝統工芸も例外ではありません。
そんな風に、一度は途絶えてしまったものの、近年になってよみがえった伝統工芸が沖縄にあることをご存じですか?

その伝統工芸は「知花花織(ちばなはなおり)」
「花織」は沖縄に伝わる紋織物で、その中でも「知花」地方(現在の沖縄市知花、登川あたり)に伝わったものが「知花花織」です。
18世紀ごろにはあったとされ、「ウマハラシー」、「ウスデーク」と呼ばれるお祭りの衣装や晴れ着として用いられてきました。

戦争の影響もあり、いったんは技術が途絶えてしまった「知花花織」ですが、2000年ごろから沖縄市が中心となり、復元・復興がスタートしました。
家宝として守り抜いた地元民や大学の研究者の協力もあり、現在では経産相指定の伝統工芸として見事に復活を果たしています。

そんな「知花花織」の特徴は、模様を縦方向に連続して浮かせる「経浮花織(たてうきはなおり)」と、刺しゅうのように糸を浮かせる「縫取花織(ぬいとりはなおり)」です。
「花織」は紋様を緯(よこ)の浮糸で織り込むことがほとんどなので、この技法は「知花花織」ならではと言えます。

沖縄の織物が琉球王府への上納品として厳しくクオリティが管理される中、この「知花花織」は村祭りの衣装として作られていたため、自由で気まぐれなデザインのものが多く作られました。
現在も伝統行事で着られているとのことなので、機会があればこの100年以上の時を経てよみがえった伝統工芸を、ぜひその目で確かめてみてください。

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