【3分でわかるニッポンの伝統工芸】新潟:十日町明石ちぢみ

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「十日町明石ちぢみ」と聞くと、一見おいしそうだなと思う方も多いでしょう。もちろん、明石焼きでもチヂミでもないですよ! 日本の夏を支えた伝統工芸品「十日町明石ちぢみ」とは、一体何なのでしょうか?


出典:http://www.kimonoemakikan.co.jp/akasi/index.html

そもそも「ちぢみ」とは、漢字では「縮」と書き、暑い夏用の着物を作るための織物のことです。

さて、「十日町明石ちぢみ」の成り立ちです。明治のころ、とあるちぢみ問屋が、約400年前から存在していた「明石ちぢみ」を西陣織の業者が研究しているのを見て、西陣より湿度が高い新潟県・十日町で作ったほうが良いのでは? と思い、研究を始めました。「十日町」で作る「明石ちぢみ」なので、そのものずばり「十日町明石ちぢみ」という名称になったのですね。

研究の結果、独自の技術が熟成。風通しのよい織物による、暑い夏にぴったりの清涼感ある着物は、戦前の日本で大ヒット商品となりました。昭和4年に「十日町小唄 」というコマーシャルソングによって、全国に広がった「十日町明石ちぢみ」は、現代のブランド商品にも通じるものがありますね。

戦後には一時期ほとんど生産がなくなってしまいましたが、平成の世になり復刻されると、現代の着物ファンも大いに魅了。いまでも職人の手により丹精に織られています。

エアコンや扇風機などなかった時代に、職人たちの工夫と技術によって涼しさをもたらした逸品。来年の夏、こうした着物で涼しさを感じてみるのは、いかがでしょうか。

「ウルトラJ」では、ニッポンのさまざまな伝統工芸品を応援しています!

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