映画を通じてアジアの文化を受け入れる大切さ 行定勲監督も参加する映画プロジェクトとは?

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■母国以外の地で映画を作ることの大変さと、その意義とは?

東京・六本木で開催中の「第29回東京国際映画祭」にて、ワールド・プレミア上映に先駆けて、監督・キャストの方々によるオムニバス映画「アジア三面鏡2016:リフレクションズ」の記者会見が10月26日(火)に行われました。

日本を含むアジアの国々で、隔年で製作される「アジア三面鏡」プロジェクトの第1弾として作られた本作。アジアの地で撮影すること以外は自由という制約のもと、フィリピン人のブリランテ・メンドーサ監督が日本・北海道、行定勲監督はマレーシア、カンボジアのソト・クォーリーカー監督は母国カンボジアと日本を舞台に、3つの作品を作り上げています。

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ロカルノ・カンヌ・ベルリンなどさまざまな国際映画祭で受賞した作品を手がけるブリランテ・メンドーサ監督。本作で関わった国への印象などを聞かれ、これまでマニラを中心として撮影をしてきたが、初めてフィリピン以外の地で映画の撮影をして、雪の北海道を訪れたというエピソードを話しました。

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行定勲監督もマレーシアでの撮影は初めてだとし、日中の熱い時間は現地のスタッフが日傘をさしてくれて優しかったと感想を語ります。また、映画の撮影スタイルが空気が張りつめて真剣勝負で撮る日本式とは全く違い、まず集合写真を撮って仲良くなってから撮影を始めるという、マレーシア式の映画作りについても言及されました。

それぞれの国の作り方があるので、すべてこちらの思い通りになるわけではないが、1つの映画をともに作っていく共通言語の中で、だからこそ新しい道が開けることがあるという、越境して映画を作ることの意義について回答されました。

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映画「トゥームレイダー」のライン・プロデューサーを務めたソト・クォーリーカー監督。日本が舞台のシーンを撮るためにロケハンをし、国内にセットを組んで撮影をしつつも、別途日本の桜の映像をセカンドユニットに撮影してもらい本編に取り入れたエピソードを明かしました。

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食べ物だけは苦手だとしながらも、新婚旅行でアジアの国々を訪れるほど、アジアに思い入れがあると語った津川雅彦さん。孤独な老人の役に入り込んだため、友好的ではないと誤解を与えてしまい、出演者のシャリファ・アマニさんを泣かしてしまったというエピソードを披露。アマニさんは津川さんほど徹底して役作りをしている人はいないとし、初めての撮影では覚えた台詞を忘れてしまうほど緊張してしまったと話していました。

また、津川さんはアジアのほかの国の文化を通じて、人々の理解を深めていくことが大事だとし、アジアの映画市場への意識が映画業界にないことを訴え、これから発展させていくべきだと語ります。

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記者会見の最後には、アジアの国々でともに生きる人々を描いた映画を象徴するような、3人の監督が手を重ねての写真撮影がなされました。

映画を通じて、知っているようで知らないアジアの他国の文化を知り、それを受け入れていくきっかけとなる本作。ぜひスクリーンで鑑賞してみてください。

公式サイトはこちら

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第29回東京国際映画祭公式サイトはこちら
開催期間:2016年10月25日(火)~ 11月3日(木・祝)
開催会場:六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区) ほか 都内の各劇場および施設・ホールを使用

映画祭の魅力や楽しみ方はこちらの記事をご参考ください。

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