歌舞伎座で古舘伊知郎さんが喋り倒す! 「同時通訳なんてできる訳ないですから、とにかく喋りまくって、脱線もします」

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■喋り屋×弁士×歌舞伎。伝統文化の新旧の魅力あふれるイベントが開催されました。

東京・六本木をメイン会場にして現在開催中の「第29回東京国際映画祭」。会期中の10月27日(木)には、銀座・歌舞伎座にて、こちらの記事でもお伝えした「歌舞伎座スペシャルナイト」と銘打たれたイベントが行われました。

フリーアナウンサーの古舘伊知郎さんは、昭和初期の無声映画「血煙高田の馬場」の現代版弁士を務め、「喋り屋」の名にふさわしいトークで会場を盛り上げました。日本に10名しかいない活動写真弁士・片岡一郎さんは、「忠臣蔵 デジタル最長版」を生演奏とともに公演。そして歌舞伎役者の尾上菊之助さんは、演目「鷺娘」を披露。日本の伝統的な文化が新しい形で共演した、文字通りスペシャルな一夜となりました。

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古舘伊知郎さんの挨拶時の公式コメントはこちら。

「本日のメインである片岡一郎さんの『忠臣蔵』も、尾上さんの『鷺娘』も舞踊に非常に面白そうで、当初は尾上菊之助さんと一緒に『鷺娘』を舞いたいと思っていたのですが、ダメだと言われまして。(笑)この歌舞伎座の目の前で、こうして3 人揃ってマスコミの皆さんに深々と頭を垂れていますと、海外のプレスの方には伝わりにくいかもしれないですが、湾岸署のから出てきたある芸能人のような気持ちになって、複雑な心境です。通りすがりの人も、なんだろうと私たちを見ていますしね。(周りでその様子を見ているお客に向かって)『どうか我が党に清き一票をお願いいたします!』(通訳に向かって)すみません、通訳のしずらい内容になってしまって。 とにかく今日は、しゃべり狂って帰るだけでございます。海外から来ている方は、私のしゃべりの時に、本当にイライラすると思います。同時通訳なんてできる訳ないですから、とにかく喋りまくって、脱線もします(笑)」

片岡一郎さんの挨拶時の公式コメントはこちら。

「私は、弁士の面白さや凄さを世界中に広めています。活動写真と弁士の活動は、常に現在の人間が過去の作品を語っているという事です。それは、昔の作品が、現代の私たちの問題として蘇り、現代を生きている私たちにどのように響くか、ということを問いかけています。ぜひお楽しみください」

尾上菊之助さんの挨拶時の公式コメントはこちら。

「『鷺娘』は、歌舞伎の女形の“美”がぎゅっと詰まった舞踊です。冒頭、鷺が娘の姿となって踊り始めますが、最後は恋敵に切りつけられ、鷺の姿に戻って死んでいくというお話となっています。さらに、衣裳が一瞬で変わる“早替り”は、歌舞伎以外ではあまり見られない珍しい演出ですので、ぜひこちらにも注目していただきたいと思っています。坂東玉三郎さんに指導して頂いたこの作品を、ここ歌舞伎座で演じられることを誇りに思います」

公式サイトはこちら

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第29回東京国際映画祭公式サイトはこちら
開催期間:2016年10月25日(火)~ 11月3日(木・祝)
開催会場:六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区) ほか 都内の各劇場および施設・ホールを使用

映画祭の魅力や楽しみ方はこちらの記事をご参考ください。

(c)2016 TIFF

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