【3分でわかるニッポンの伝統工芸】群馬・伊勢崎絣

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伊勢崎絣
出典:http://kougeihin.jp/item/0105/

和服を着る機会がほとんどない現代では、「絣(かすり)」という言葉は知っていても、それがどんなものか知らない方は意外と多いのではありませんか?

「絣」は着物用の生地(反物)のひとつで、普段着用として用いられてきました。先染めした糸を織ることで、かすれたような図形が現れるのが特徴です。ブランドとしての「伊勢崎絣」の基礎ができたのは江戸時代に入ってからで、丈夫でおしゃれな日常着として人気を博しました。明治末期ごろには「伊勢崎銘仙」と呼ばれるほど全国的に有名になり、この名称は現在でも積極的に使われています。

「伊勢崎絣」の特徴は、素材に絹を用いていることと、糸の染色技術によって複雑な模様を生み出せることです。「手くくり」「板じめ」「型紙なせん」と呼ばれる技法を、単体あるいは併用することで、伝統的な絣模様や芸術的な幾何学模様、花模様を作ります。

すばらしい技術なのですが、近年では需要の低下から市場縮小や後継者不足が起きています。その対策として、反物以外の布製品――ネクタイやバッグ、小物類などが作られるようになりました。また、有志によるPRや技術保存活動も行われています。「伊勢崎絣」を後世へ伝えるために必要なことは、まずは私たちが製品を手に取ることなのかもしれませんね。

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