【3分でわかるニッポンの伝統工芸】静岡・駿河雛人形

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駿河雛人形
出典:http://kougeihin.jp/item/1306/

雛人形のかたちは、その土地の文化が密接に関係します。では、「駿河雛人形」の背景にはどんな風土があるのでしょうか?

「駿河雛人形」の歴史をひもとくと、天神様(菅原道真)をかたどった「煉天神」という土人形に行きつくといいます。天神様は、現代では学問の神として知られていますが、古くは気候や天災と結びつく存在で、稲作が盛んだった静岡県中部では「天神信仰」が根づいていました。その人形作りの技術が、やがて「雛天神」や「内裏雛」に発展したのです。

「駿河雛人形」の主な特徴は、胸から胴にかけてのふっくらした美しいカーブと、上下に分かれた衣装です。人形の頭部には「煉天神」と同じ「桐塑」という粘土技術が使われていて、胴部は稲ワラ製。胴の形については、他地域にはない太い稲ワラがたくさんあったことが影響したと考えられています。また、手の位置を決める「振り付け」は、それぞれの職人の個性と技術が表れる重要なポイントだそう。「駿河雛人形」を見るときは、手の形に注目するとよいかもしれません。

じつは、現在「駿河雛人形」と呼ばれているものには、「五月人形」や「煉天神」、「衣装着天神」などが含まれます。もし、雛人形が不要な場合は、豪華で温かみのある天神様を飾ってみてはいかがでしょうか?

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