日本の伝統的な将棋を題材にした新作映画「聖の青春」 主演の松山ケンイチさんらが登壇した舞台挨拶の模様をお届け

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■実在した天才棋士の生き様を描く映画に、オリンピックメダリストも駆けつけた舞台挨拶。

東京・六本木にて開催された「第29回東京国際映画祭」のクロージング作品として、11月2日(水)に上映された「聖の青春」。1998年に病と闘いながら29歳の若さで亡くなった棋士・村山聖(さとし)の生き様を描く本作の舞台挨拶に、主演の松山ケンイチさん、生涯のライバルである羽生善治を演じた東出昌大さん、森義隆監督が登壇。本作の「ヒロイン」として羽生善治を演じたという東出昌大さんは、「東京国際映画祭という日本を代表する映画祭において、将棋という伝統的なものを扱った作品がクロージング作品に選ばれて光栄です」と挨拶されました。

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東京国際映画祭を通じて海外の人々にも作品が届けられることに対して、松山さんは「日本の伝統的な文化でもある将棋の粋な美しさが存分に描かれている作品なので、ぜひ海外の人にも観て頂きたい」とコメントされました。東出さんは、「動きが少なくルールが複雑な将棋が映画になるのか初めは疑問に思ったが、将棋というものを通じて描かれる男同士の戦いや生き様は世界共通であり、絶対に伝わるものがある」と熱意を語られました。

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将棋の世界と同じく、真剣勝負の世界で戦う女子レスリングの吉田沙保里選手、カヌー競技の羽根田卓也選手、ウエイトリフティングの三宅宏実選手らアスリートの方々が特別ゲストとして登場。出演者それぞれに花束を贈呈しました。三宅選手は、「ハンカチが必要な映画で、たくさん泣きました。プロ棋士として将棋にかける熱い想いが胸に響きました」と本作を観た感想を話されました。

松山さんは、「僕と村山さんでは、棋士と俳優という職業が、ともに“生きる”ということに直結しているところが似ているんじゃないかなと思います。それでも将棋や俳優だけが人生ではなくて、(作中では)プライベートなシーンも多いですが、病に左右されず、自分の人生を自分の好きなように燃やしていくという生き様が好きで、自分の人生も考えさせられました」と共通する部分についてコメント。

東出さんは、羽生善治を演じるうえで「村山さんが病にかかっていることは将棋界全体が知っていたが、盤面を挟んだ時には、村山さんも羽生さんも将棋に人生をかけているから手をぬくことは絶対にしない。クロがつくのは死にも等しい、人生を否定されるようなことなのですが、それでも羽生さんを演じるうえで、鬼のような想いで撮影に臨みました」と意気込みを語りました。

若くして亡くなったプロ棋士の命を燃やした生き様を描いた「聖の青春」。日本の伝統的な将棋文化を通じて描かれる新しい映画を、ぜひ劇場でご覧になってください。

「聖の青春」
11月19日(土)丸の内ピカデリー・新宿ピカデリーほか全国公開
配給:KADOKAWA
(C)2016「聖の青春」製作委員会

公式サイトはこちら

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第29回東京国際映画祭公式サイトはこちら
開催期間:2016年10月25日(火)~ 11月3日(木・祝)
開催会場:六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区) ほか 都内の各劇場および施設・ホールを使用

映画祭の魅力や楽しみ方はこちらの記事をご参考ください。

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