ウルトラJ

2016.11.10

特集
岡山の伝統工芸「備前焼」で巨大な鳥居が作られていた!? 岡山の「イチバン」なスポット3選

吉備津彦神社
出典:http://urx2.nu/zAnFl

「日本一、○○」や「日本で最初に○○した」などなど、そんな全国各地にある「イチバン」なスポットを、順番にご紹介します。第10回は「ウルトラJ meets オカヤマ」で絶賛コラボ中の岡山県。タイルに大鳥居など、岡山の有名スポットに隠された「イチバン」とは?


■日本最古のタイルが社務所の上がり口にある「中山神社」

「中山神社」は、現在の岡山県東北部にあたる「美作(みまさか)国」において、もっとも格式が高いとされる「一宮(いちのみや)」です。現在は「中山(なかやま)神社」で統一されていますが、かつては「ちゅうざん」、「ちゅうぜん」などとも呼ばれてました。

この「中山神社」にある「イチバン」は、社務所の上がり口にはめ込まれた「タイル」です。藍色で色づけされたタイルは、「日本最古」と言われています。その技法から、国産タイルの祖と呼ばれる「本業タイル」と見られ、同タイルは明治~昭和初期に生産されていたとのこと。同時代に流行ったモダンな洋風建築に多く用いられていたようですが、なぜ「中山神社」に採り入れられたのかは定かではないようです。

1300年以上もの歴史を持つ神社の一角で、来客者の目を楽しませてきた洋風の装飾タイル。「中山神社」の新たな名物として、注目を集めそうですね。

「中山神社」
御祭神:鏡作神(かがみつくりのかみ)
アクセス:中鉄北部バス「中山神社前」すぐ、または「一宮局前」より徒歩10分
公式サイト:http://ur0.biz/zA6s(岡山県神社庁内)

■日本で「イチバン」大きな燈籠がある「吉備津彦神社」

吉備津彦神社2
出典:http://urx2.nu/zAnI

現在の岡山県全域と広島、香川、兵庫の一部の地域で形成されていた「吉備国」。689年に「備前」、「備中」、「備後」に分割され、そのうちの「備前」「一宮」が、ここに紹介する「吉備津彦神社」になります。ちなみに、同じ岡山の吉備津にある似た名前の「吉備津神社」は、「備中」「一宮」です。

「吉備津彦神社」「イチバン」は、日本最大と言われる「燈籠」です。1859年に天下泰平を祈願して建立されたこの燈籠は、6段づくりの石段の上に高さ11.5m、笠石8畳という大きさで設置されています。

夏至には太陽が鳥居の正面から昇ることから、「朝日宮(あさひのみや)」の愛称も持つ「吉備津彦神社」。山自体が「神の領域」としてあがめられる、この歴史ある神社を、ぜひ一度、訪れてみてください。

「吉備津彦神社」
御本尊:大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)
アクセス:JR吉備線「備前一宮駅」より徒歩3分
公式サイト:http://www.kibitsuhiko.or.jp/

■日本で「イチバン」大きい備前焼の大鳥居「由加神社本宮」

sayaさん(@saya12181107)が投稿した写真

岡山県の伝統工芸といえば「備前焼」が有名ですが、それで大鳥居が作られた神社はご存じでしょうか? 岡山県は倉敷南部、由加山にある「由加神社本宮」が、その備前焼による大鳥居が奉納された神社です。

「由加神社本宮」の参道には石造りの鳥居もありますが、備前焼による大鳥居は、同じく備前焼で作られた狛犬が両脇を飾る境内の入口のみです。その大きさは、高さ、幅ともに約5mほどあり、当然ながら備前焼の細工物としては日本で「イチバン」です。こちらの鳥居は明治27年に作られましたが、狛犬のほうは江戸後期、備前藩主の池田氏によって奉納されたものだそうです。同じ備前焼だけに、まるでセットで作られたように見える大鳥居と狛犬ですが、じつは年代が全然違ったんですね。

「由加神社本宮」では、「火渡り大祭」という有名な行事もあります。その名のとおり、燃えさかる「火の上を渡る」命がけのお祭りです。

おもに「厄除け」で有名な「由加神社本宮」。厄払いのついでに、「イチバン」な大鳥居や由緒ある建物、年間を通じて開催される行事を楽しむのもいいかもしれませんね。

「由加神社本宮」
御祭神:手置帆負命(たおきほおいのみこと)、彦狭知命(ひこさしりのみこと)、神直日神(かむなおびのかみ)
アクセス:JR瀬戸大橋線「児島駅」よりタクシー約15分。
公式サイト:http://www.yugasan.or.jp/index.html

再建から50周年を迎え、大きな盛り上がりを見せる岡山城。そんな岡山城下にある、さまざまな「イチバン」はいかがでしたでしょうか? 「ウルトラJ」とのコラボでも話題となった岡山を訪れた際は、ぜひこれらの「イチバン」スポットを巡って、土産話を増やしてくださいね。