ウルトラJ

2016.11.16

特集
【3分でわかるニッポンの伝統工芸】東京・江戸指物

江戸指物
出典:http://kougeihin.jp/item/0609/

立て鏡や小物入れなど、日常生活を便利にするさまざまな家具。日本には平安時代を起源とする、伝統工芸の家具があるのをご存じですか?

その家具の名前は「指物」物「差し」で正確に寸法を測り、クギをいっさい使わずに「指し」こんで作ることから、「指物」という名前が付けられました。当初は大工が作ってましたが、茶の湯文化の発達により「箱物」の需要が増え、家具や調度品を専門に作る「指物師」が生まれました。

ここで紹介する「江戸指物」は、そんな「指物」の流派の1つで、ほかの有名どころとして「京指物」、「大阪唐木指物」があります。「京指物」が貴族・公家文化の影響を色濃く受け、「大阪唐木指物」が遣唐使によってもたらされた「唐木」を用いたのに対し、「江戸指物」は武家・商人に愛され、素材の木目を活かしたシンプルなものが作られてきました。また、歌舞伎の世界でも小道具として用いられたようです。

「江戸指物」の材料となるのは、木目の美しい桑、欅、桐などです。江戸の職人仕事らしく、見えないところほど技術を盛り込み、頑丈かつ安全な調度品・家具に仕上がっています。

近年では安価な工業製品やプラスチック製の家具・調度品に押され、職人の数も減ってしまいましたが、その流行に左右されないデザインと、孫の代まで受け継いでいける丈夫さが、見直されてきています。価格も10,000円程度の、値頃な商品もあるので、ぜひインターネットなどで製品の例をチェックしてみてください。

「ウルトラJ」では、ニッポンのさまざまな伝統工芸品を応援しています!

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