【3分でわかるニッポンの伝統工芸】大阪:大阪浪華錫器

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大阪錫器
出典:http://kougeihin.jp/item/0711/

みなさん「大阪浪華錫器」という工芸品をご存知でしょうか? 読み方が難しいですが「浪華」は「なにわ」。大阪のナニワです。浪速、浪花、難波と大阪のナニワを表す表記はいくつもありますが、「浪華」もその一つ。そして「錫器」とは金属の「錫」(スズ)で出来た器ということで「スズキ」と読みます。

今から約1300年前の奈良時代に日本に伝わってきた「錫」は金銀に並ぶ貴重品でした。純度の高い錫はとても軟らかく、加工がしやすいという特徴があり、腐食しないため神事などに使われました。また熱伝導に優れ、酒の味をまろやかにするということで、高級な酒の器としても愛用されてきました。

大阪浪華錫器」の起源は大阪がまだ「大坂」と表記されていた江戸時代初期にまでさかのぼることができます。大坂の心斎橋や天王寺、天神橋などで製造されはじめた錫器は、江戸時代中期には隆盛を迎え、心斎橋などに専門店が並ぶようになり、比較的手に入りやすくなりました。1983年には伝統的工芸品に指定され、その匠の技は、現代でも伝統工芸士によって継承されています。

金属でありながら、どこか温かみのある錫器。現代ではタンブラー茶筒など、家庭内で使える洒落た逸品として、国内のみならず、海外にも多くの愛好者がいるそうです。長い歴史の中でも、錆びつくことのない錫器の魅力。この冬は大阪浪華錫器で熱燗などを楽しんでみてはいかがでしょうか?

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