【3分でわかるニッポンの伝統工芸】兵庫:播州毛鉤

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播州毛鉤
出典:http://kougeihin.jp/item/1414/

釣りで使う、虫などに似せて作られた疑似餌「毛鉤」(けばり)。好きが高じて自作する人も少なくない奥の深い釣り具の一つです。みなさんは、この毛鉤が、千年以上の歴史を持つ道具であることをご存知でしょうか。

毛鉤の歴史はとても古く、なんと古墳時代の遺跡から出土しています。現代につながる毛鉤は江戸時代の京都で発達しました。その京の毛鉤が、いまから100年以上前に、行商人によって京から播州をつなぐ篠山川沿いの道を下って播州(兵庫県西部)に持ち込まれ、現在の西脇市周辺で作られるようになったのが、「播州毛鉤」です。

播州毛鉤はただ魚を騙すだけの「疑似餌」ではなく、繊細な美しを持つことでも知られ、並べて売られている様子は「まるでかんざし屋さんのようだといわれます。1センチ足らずの毛鉤には金箔、漆(うるし)色とりどりの鳥の羽根などが用いられており、16にも及ぶ工程を経て、匠の指の上で命を吹き込まれていく播州毛鉤はまさに美術品。昭和62年に釣り針としては初めて伝統的工芸品に選ばれたのも頷けるところです。

釣りをされる方はもちろん、近年では、その美しさを活かしたアクセサリーなども制作されているそうですので、ぜひ播州毛鉤の美しさと、匠の手仕事の技をお確かめになってみてはいかがでしょうか。

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