【ウルトラJ文楽入門特集・その1】人形遣い・吉田清五郎さんに訊く! 驚きのしかけが満載な人形のからくりとは?

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■江戸時代に誕生した「文楽」とは? 特撮の撮影技術にも通じる魅力を入門特集でお届け!

2016年にニッポン中で大ヒットした映画「シン・ゴジラ」。本作に参加している樋口真嗣さんは、かつて「巨神兵東京に現わる」という特撮短編を制作した際に、劇中に出てくる巨神兵を文楽の手法を取り入れて複数の人間によって操演したと語られています。ニッポンを代表する伝統芸能の1つである「文楽」は、特撮作品にもさまざまな影響を与えているんですね! しかし、「文楽」は聞いたことがあるけど、実はよく分からない…という方も多いと思います。

そこでウルトラJでは、「ウルトラマン」と同じく今年50周年を迎えた国立劇場とのコラボレーション企画として、特撮作品にも影響を与えた「文楽」の魅力に迫るべく、全4回の入門特集をお届けします。第1弾では、普段なかなか間近では目にすることのできない「文楽の人形」について、人形遣いの吉田清五郎さんに教えていただきました。


▲吉田清五郎さんと、「ガブ」と呼ばれる人形の首(かしら※以下「かしら」とひらがなで表記)。「ガブ」にはびっくりする仕掛けがあり、それについても解説して頂きます!

――そもそも「文楽」とはどのような古典芸能なのでしょうか。

吉田清五郎さん(以下、清五郎):江戸時代に大阪で生まれた日本独自の人形劇「人形浄瑠璃」のことで、「人形」「太夫(たゆう)」「三味線」という3つの部門から構成されています。基本的に、「主(おも)遣い」「左遣い」「足遣い」と呼ばれる人形遣いたちが三人一組となり、義太夫節に合わせて一体の人形を動かしていきます。

――なるほど! たしか文楽座という劇場と劇団名が、そのまま人形浄瑠璃の代名詞となって知られているんですよね。

次ページ:■「人形」に施された複雑なからくりとは?

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