【3分でわかるニッポンの伝統工芸】大阪:大阪仏壇

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大阪仏壇
出典:http://kougeihin.jp/item/0813/

「商人の街」というイメージが強い大阪。その大阪が、実は日本仏教の始まりの地と呼ばれていることをご存知でしょうか?

大阪の街を歩いていると、お寺の多さに驚かされることがあります。「にぎやかな繁華街を歩いていたのに、いつのまにか荘厳な大寺院に出くわしていた」といった体験をされた方もあるかもしれませんが、それもそのはず、大阪府はお寺の密度(面積あたりの寺院数)が全国1位なのです。

今から1400年前、聖徳太子の発願によって建立された四天王寺は「日本仏教最初の寺院」と言われています。厳密には、それ以前に蘇我氏によって建立された奈良の飛鳥寺などもありますが、仏教を国家の基本とすると定めた聖徳太子によって建てられたため、そのように呼ばれているのだそうです。その聖徳太子は「大工の祖」とも呼ばれています。四天王寺建立のために百済から呼び寄せた技術者によって、土木・建築・工芸・彫刻など、仏教寺院に関する技術が日本にもたらされ、ここから広がっていったのです。

大阪の伝統工芸「大阪仏壇」は、その匠の歴史を受け継ぐ仏壇職人たちによって作られています。蒔絵、彫刻、彩色などの伝統の技により荘厳に飾られ、「高絵巻」という漆を盛り上げて錺(かざり)金具を打ったように見せる技法を用いるのが大阪仏壇の特徴です。1400年の歴史を持つ大阪の仏教文化とともに受け継がれた伝統工芸「大阪仏壇」は、昭和57年に伝統的工芸品に認定され、現在も伝統工芸士の手によって繊細で煌びやかな逸品が生まれています。

時代やライフスタイルの変化に合わせ、洋室に合うモダンなデザインのものなども作られていますが、真摯な信仰を持ち、謙虚さを持って生きることの大事さは、時代が移り変わっても変わるものではありません。忙しない現代社会ですが、静寂の中、仏壇の前で手を合わせて、命をつないでくれたご先祖様に感謝し、自身の心と真摯に向き合う時間を持ってみてはいかがでしょうか。

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