ウルトラJ

2017.01.20

グルメ
「出たな!キンメドン!これでも食らえッ!」 ウルトラ【まる怪】グルメ 第18回〜高知編〜

ニッポンのウルトラなものを日々調査している「ウルトラJ」編集部より、ご当地グルメ担当のメロス山本隊員が見つけた「まるで怪獣のように魅力的な名前を持つグルメ」略して《まる怪グルメ》3選をお届けします!


こんにちは! メロス山本、略してメロス山です!

これまでに日本各地の「まる怪グルメ」を探訪してきましたが、いやあ、この広い日本には、まだまだあるもんですねえ。

「まるで怪獣のように、魅惑的で強烈な響きを持つ名前の食べ物」が。

というわけで…今回は、高知! 高知といえば、南国土佐! 幕末の英雄・坂本龍馬を生んだ土地柄! カツオの一本釣りや捕鯨などの黒潮の文化が栄え、男はいごっそう、女ははちきんといわれる地域! カツオのたたき皿鉢料理、酒盗アイスクリンなど、名物グルメを数え上げればキリがありません!!

そんなグルメの楽国・高知なら、きっとまるで怪獣の名前のような「まる怪グルメ」もいっぱい見つかるでしょう!

たとえば、この「キンメドン」のように!

1.「キンメドン」登場

私がウルトラセブンなら、思わず、

「出たなキンメドン! これでもくらえ!!」 

と、アイスラッガー手持ちで連打攻撃してしまいたくなる怪獣ネームですが、じつはこれは宇宙から地球を侵略に来た悪いロボットの名前などではありません。キンメドンは良い子でも、悪い子でも、普通の子でもなく、高知県が誇るご当地グルメの名前なのです。

それではキンメドンさん!

ドーンといってみよう!

なーっ! 

キンメ丼
出典:http://www.attaka.or.jp/kochiwoman/info/detail.php?id=951

まる怪グルメその73

「室戸キンメ丼」(室戸市)

これは……美味そう! 

まるでギャンゴの胸板のように、鮮烈なカラーのお刺身が食欲をそそります!

この「室戸キンメ丼」、一体、どういう意味なのでしょうか!?

はいッ!

「室戸キンメ丼」とは、有名な高知県の東部・室戸市が誇る海鮮グルメ!

室戸岬というと、毎年のように台風が上陸する「台風銀座」としても有名ですが、もちろんそれだけではありません! かつて室戸では捕鯨が盛んでしたが、現在は日本有数のキンメダイ(金目鯛)の生息地でありその水揚げが西日本一という記録を持っています。

さらに、室戸には、キンメダイの産地とは違い、漁場が室戸港と近いため、深夜に出港して翌日の午前には水揚げし、午後にはお店で新鮮なキンメダイを味わうことができます。

「室戸キンメ丼」は室戸沖で穫れた新鮮なキンメダイのお刺身と、同じくキンメダイの照り焼きに加え、旬の地魚のお刺身を乗せた丼。キンメダイのアラ汁がつきます。プリプリとした淡泊なお刺身と、甘辛く、脂の乗った照り焼き、室戸キンメダイの二つの味を味わうことができます。

キンメダイが一番美味しいのは、キンメダイがまるまると太る産卵前・梅雨から初夏にかけてですが、もちろん一年中室戸市内の飲食店で味わうことができます。土佐においでの際は、ご賞味してみてはいかがでしょうか。

室戸市観光協会:http://www.muroto-kankou.com/kinmedai/

2.「トサブンタン」登場

トサブンタン……!

これは……なかなかミステリアスな怪獣ネームです。

まるで『ウルトラマンA』に登場した血液型O型の女性を異次元蟻地獄に引きずり込む超獣、あるいは『ウルトラマンダイナ』に登場する、錬金術で生み出されたバベルの塔に似た怪獣を思い起こさせます。

一見、プランタンとか、アンデパンタンとか、おフランスの言葉のような優雅さもあり、可愛らしいマスコット怪獣のようでもありますが、仁義なく戦う感じや、トラック野郎のデコトラ的な装飾過多な響きもありながら、演歌の大御所みたいなニュアンスもあります。

そんな「トサブンタン」さんですが、一体どんな長崎グルメなんだっていうのでしょうか!?

それでは、はやてのように! トサブンタンさん!

お見やーん!

土佐文旦
出典:http://www.orenjiha-to.com/1bun-r/index.htm

まる怪グルメその71

「土佐文旦(とさぶんたん)」

こ、これがトサブンタン!?

まるでゼットンの放つ一兆度の光弾か、ウルトラマンAの渾身の必殺技スペースQのような色鮮やかなフルーツですが……

う、うまそう! 

しかし、文旦というのは、一体どういうフルーツなんでしょう!?

はいっ!

「土佐文旦」(とさぶんたん)とは、土佐市を中心に高知県で作られている特産のフルーツ!

文旦は東南アジア原産といわれ、江戸時代に土佐に伝わり、独自の品種に育ちました。九州のザボンやバンペイユなどに比べると小玉で皮が薄く、身がぷりぷりと締まっており爽やかな酸味しっかりした甘みがあって、そのまま食べる生食に適しています。

文旦(ぶんたん)」という名前の由来は、一説には中国では「旦」が俳優を意味し、「文」さんという俳優さんの庭にたくさん実っていた果物のことを「文旦」と呼ぶようになったそうです。学名はシトラス・グランディス・オズベック・フォルマ・トサブンタンといいますが、これも怪獣の名前のようですね。

1980年台より、ハウス栽培もはじまりました。10月から12月が旬のハウス栽培の文旦は糖度が高く、土佐文旦独特の香りもよいと評判で、お歳暮や贈り物としても重宝されています。

これから1月から3月くらいまでが旬の、自然の中で栽培する「露地物」の文旦はぷりぷりとして肉厚なのが特徴です。土佐のお土産にぜひ、ご賞味してみてはいかがでしょうか。

高知まるごとネット:http://www.kochi-marugoto.pref.kochi.lg.jp/kensanpin/buntan/

3.「ドロメ」登場

「ドロメ」……!

うーん、宇宙警察に追われている泥棒怪獣あたりを思い浮かべる怪獣ネームかもしれませんね。しかしながら、音韻的にいうと、「ロメ」との部分にはどことなくノーブルでエレガントな響きがありますね。

なんとなく、心惹かれる感じです。この名前を高らかに詠唱するとき、なんか緑色の鎧を着たお方が一瞬脳裏にフッと浮かんできそうですし、それに……どことなく、「ドレミ」に似ているので、「ウルトラの母」を連想してしまうかもしれませんね。えっ!? 意味がわからない? ペギー葉山さん知りませんか? ……お父さんに聞いてみて下さい!

さて、そんなドロメグルメ! どんなグルメだっていうんでしょうか!

では、どーぞ!

ドロンパー!

ドロメ
出典:http://www.tosakatsuo.com/dorome.html
まる怪グルメその72

「ドロメ」(高知近海)

こ、これがドロメ!?

まるで伝説怪獣ウーの白髪のようにも見えますが……

……美味そうです!  

はいっ!

「ドロメ」とは、土佐の海の珍味。土佐の言葉でイワシの稚魚のことをいいます。

なぜ「ドロメ」というかは諸説ありますが、イワシは孵化したばかりの時は、海底の泥の中に潜んでいるそうで、そこから目だけが見えてキョロキョロしているから「ドロメ」と呼ばれるようになったともいわれます(アゴハゼの仲間にも「ドロメ」と呼ばれる魚がいますが、関係はありません)。

まだ鱗が発達していない稚魚を捕獲し、鮮度を保つのは非常に難しいため、大量に捕獲することはできません。少しずつ捕獲して、即時洗浄・真空加工・冷凍を行うことで、ドロメの鮮度を保ちます。

ドロメには、マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシなどのイワシの稚魚がありますが、最高級なのはカタクチイワシ。生で食しても、釜揚げにしても美味しくいただけます。熱々ご飯にピッタリなのはもちろん、お酒のおつまみにも最高です。地元では「土佐ぬた」(にんにくの葉をすりおろして入れた味噌)に入れたり、ゆずぽん酢でいただいたり……お吸い物卵とじにしたり、いろんな食べ方をするそうです。

このドロメ、古くから土佐で愛された食べ物で、香南市にはドロメ漁の豊漁と安全を祈る「どろめ祭り」というお祭りがあります。この祭りは、男性は1升(1.8リットル)、女性は5合(0.9リットル)のお酒をどれだけ早く飲み干せるかという、酔っぱらい怪獣ベロンもビックリなお祭りで、毎年4月に行われています。なんとも南国らしい、ダイナミックなお祭りですね。

ぜひ、南国土佐をお訪ねの際は、新鮮なドロメを召し上がってはいかがでしょうか?

高知市観光協会:http://www.welcome-kochi.jp/gourmet.html


全国にはまだ、「まるで怪獣のような魅力的な名前を持つグルメ」(まる怪グルメ)がたくさんあります!

次はあなたの街の「まる怪グルメ」をご紹介するかもしれません! (情報をお寄せください!)

それでは!