ウルトラJ

2017.02.27

グルメ
「出たな!タンカン!これでも食らえッ!」 ウルトラ【まる怪】グルメ 第22回〜鹿児島編〜

ニッポンのウルトラなものを日々調査している「ウルトラJ」編集部より、ご当地グルメ担当のメロス山本隊員が見つけた「まるで怪獣のように魅力的な名前を持つグルメ」略して《まる怪グルメ》3選をお届けします!


こんにちは! 山本メロス、またの名を山さんです!

これまでに日本各地の「まる怪グルメ」を探訪してきましたが、いやあ、この広い日本には、まだまだあるもんですねえ。

「まるで怪獣のように、魅惑的で強烈な響きを持つ名前の食べ物」が。

というわけで…今回は、鹿児島県! 丸に十の字の島津家のお膝元・薩摩! 西郷隆盛や大久保利通など数々の英傑を輩出し明治維新を成功させた雄藩の一つであり、薩摩っ子の心の故郷・桜島や、指宿霧島に代表される温泉地や、世界遺産・屋久島宇宙への入り口・種子島など、といった全国的に有名な観光地を擁し、本場大島紬薩摩焼のような伝統文化も盛んです!

薩摩の黒豚や、さつまいもさつま揚げかるかん白くま アイスのようなご当地グルメにも事欠きません!

そんなグルメの雄県・鹿児島なら、きっとまるで怪獣や宇宙人の名前のような「まる怪グルメ」もいっぱい見つかるでしょう!

たとえば、この「タンカン」のように!

1.「タンカン」登場

私がウルトラセブンなら、思わず、

「出たなタンカン! これでもくらえッ!」 

と、エメリウム光線を照射してしまいそうな怪獣ネームですが、じつはこれ、別に都市をまるごと移動させて住人を硬直させたり、ウルトラセブンを操って町を破壊させたりした、極悪非道な発泡怪獣の名前などではありません。

このタンカンは、そんなバカヤローな怪獣の名前ではなく、鹿児島県が誇るご当地グルメの名前なのです。

それではタンカンさん! どうぞ!!

タンカン
出典:https://www.pref.kagoshima.jp/ag06/sangyo-rodo/nogyo/nosanbutu/hanakaju/kaju/tannkan.html
まる怪グルメその84

「タンカン」(南西諸島)

これが…タンカン!?

タンカンという語感からは、ずんぐりむっくりのトゲトゲ怪獣かと思いきや…こ、これは!

まるで下ろしたてのMAT隊員の制服のようにビビッドなオレンジ色! というか、みかん……一体これは!?

はいッ!

「タンカン」(桶柑)とは、鹿児島県の屋久島・奄美・徳之島など南西諸島、及び沖縄県などの暑い地域で生産されているみかんの一種で、それゆえに「南国みかん」と呼ばれています。

今から100年以上前に台湾から伝わった、ポンカンとネーブルオレンジの自然交配種の一種とされるタンカンは、まん丸な球体をしており、厚みがあってゴツゴツした果皮の中には、数ある柑橘類の中でも最高ランクの糖度を誇る、ジューシーで濃厚な果実がつまっています。じょうのう(瓤嚢、ミカン類の実の中の小袋のこと)はやわらかくて舌に残りませんし、あまり酸っぱくないため、誰にでも好まれやすい味です。

鹿児島県は「タンカン」の全国シェア8割を生産しており、ジャムオレンジピールケーキシャーベットなどのスイーツに加工されるほか、奄美大島では、薬味としても奄美の郷土料理「鶏飯(けいはん)」なども使われているほか、黒糖焼酎に漬け込んで「たんかん酒」にしたりと、さまざまな形で利用されています。

2月から4月頃が食べごろの、南国の春を知らせるフルーツ。ひと足お先に、春を味わってみてはいかがでしょうか。

鹿児島県公式サイト:https://www.pref.kagoshima.jp/ag06/sangyo-rodo/nogyo/nosanbutu/hanakaju/kaju/tannkan.html

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