ウルトラJ

2016.10.19

グルメ
「出たなヒミカレー! これでも食らえッ!」 ウルトラ【まる怪】グルメ 第10回〜富山県編〜

ニッポンのウルトラなものを日々調査している「ウルトラJ」編集部より、ご当地グルメ担当のメロス山本隊員が見つけた「まるで怪獣のように魅力的な名前を持つグルメ」略して《まる怪グルメ》5選をお届けします!


こんにちは! メロス山本、略してメロ山です!

これまにで日本各地の「まる怪グルメ」を探訪してきましたが、いやあ、この広い日本には、まだまだあるもんですねえ。

「まるで怪獣のように、魅惑的で強烈な響きを持つ名前の食べ物」が。

 

というわけで…今回は、越中富山の薬売りで有名な富山県! 

ウルトラ的には初代「ウルトラマン」のハヤタ隊員こと、黒部進さんの出身地でもあります!

そして、なんといってもグルメ! 富山湾で穫れるキトキトの(新鮮な)魚! ブリ、ホタルイカ、白エビ……ますのすしといった海の幸!
そして、高岡コロッケ、ブラックやホワイト、グリーンにブラウンといった、色の名前がついたご当地ラーメンなど、数多くのグルメを誇る富山県ですから、きっと、怪獣の名前のような「まる怪グルメ」もいっぱい見つかるでしょう!

たとえば、この「ヒミカレー」のように!

 

1.「ヒミカレー」登場

私がウルトラマンティガなら、思わず、

「出たなヒミカレー! これでも、喰らえッ!」 

と、ゼペリオン光線を照射してしまいそうな、超古代の魔神チックな響きですが、もちろんこれは超古代の闇の巨人の名前などではありません。

 この「ヒミカレー」はそんな恐ろしいものではなくて、じつは富山県で有名なご当地グルメの名前なのです!

氷見カレー
出典:https://www.nihon-kankou.or.jp/toyama/162051/detail/16205ga2272087174
まる怪グルメその46

「氷見カレー」(氷見市)

こ、これが、ヒミカレー!

「氷見カレー」とは、富山県氷見市のご当地カレーで、氷見産の煮干しを活かしたカレーのこと。

そもそもは、2008年、TV番組の中で、氷見のご当地レトルトカレー「氷見牛カレー」が全国1位に選ばれたことをきっかけにして、「氷見カレー学会」というプロジェクトが発足。氷見のご当地カレーを開発を推進してきました。

現在、氷見市内では、「氷見カレー」と書かれたのぼり旗が立っているお店で、お店ごとに個性豊かな「氷見カレー」をいただくことができます。

そして!

この「氷見カレー」は、日々進化してます!

2016年10月、氷見カレーに新たなエボリューションが起こりました。

氷見名物の高級魚「ブリ」とカレーがフュージョンアップ!

その名もブリヤベース氷見カレーが爆誕しました!

新鮮な氷見の「鰤っ子」のうまみが凝縮されたスープ「ブリヤベース」に、旬の魚や野菜を加えたカレーです!

「ブリヤベース」とは、氷見産の雑魚や新鮮なブリの骨、煮干しでダシをとり、タマネギ、トマト、ショウガ、スパイスなどで味を調えた氷見のオリジナルスープ!

氷見市内の加盟店がそれぞれのアレンジで、この10月からメニューに加えるそうです!

ぜひ、氷見のカレー屋さんで食べ比べてみてください!

 

さらに! 実は富山県は、氷見市だけでなく、多くの地域がそれぞれのご当地カレーでしのぎを削る”カレー激戦区”だということをご存知でしょうか!?

もともと、富山は金沢カレー系のカレー店が古くから親しまれていた土地柄ですが、そこに「銀座デリー」に惚れ込んで創業された本格カレー店ができたり、自動車貿易で訪れたパキスタン人のためにカレー店が出店されたりといった、いくつものきっかけで幾層ものカレー文化が花開いたカレー王国なのです。とりわけパキスタン系の本格カレー店が多い射水市はカレーファンからは「イミズスタン」と呼ばれ、パキスタンカレーの聖地とも言われているほどです。

そんな富山県では、例年、「富山カレーフェスタ」というイベントが高岡で開かれています。

富山カレーフェスタ

今年も11月に行われるので、カレー好きの方は、参加してみてはいかがでしょうか!

 

きときとひみどっとこむ
https://www.kitokitohimi.com/site/gourmet/362.html

富山カレーフェスタ
https://www.facebook.com/TCFesta/

 

2.「ゲンゲ」登場

ゲンゲ」……!!

この響きは……まさに怪獣ネーム!

闇の中に潜んで子分の怪人に指令を出す、イガイガのシルエットの怪人の姿が想像されますね!

かなりの首領感、「ザ・ラスボス」な感じです!

これは、やっつけねば! やっつけるンだ!

ズババババーン!

ゲンゲ
出典:
http://www.toyamawan-sushi.jp/blog/2013/10/post-93.html

まる怪グルメその47

「ゲンゲ」(富山湾沿岸)

おや、これが「ゲンゲ」!?

ヌメッとしていて、ちょっとグロテスクなお魚ですが……どことなく、「蒲田くん」的な愛らしい風貌でもありますね…!

はい!

ゲンゲ」とは、水深200メートルよりも深い深海に棲む「深海魚」です。

この「ゲンゲ」の名前の由来ですが、もともとは雑魚の中の雑魚、「下の下」の魚といわれていたそうです。

漁師さんの家で味噌汁やお吸い物の具として食べられることもありましたが、水分が多いため、すぐに生臭くなるので、多くの場合、網にかかっても、打ち捨てられることが多かったそうです。

ところが、近年保存方法や流通技術が進歩したことによって割烹や料亭などで提供されるようになった結果、美味しさが知られるようになり、「ゲンゲ」=「幻魚」(ゲンギョ)と言われて珍重されるようになりました。

天ぷらや唐揚げなどの揚げ物にすると、ふわふわ柔らかな食感が楽しめるほか、すまし汁、鍋料理などでも美味しくいただけます。

また干したゲンゲは酒の肴として最適です。コラーゲンを利用したサプリメントやお菓子なども登場。その人気は高まる一方です。

みなさんも、富山県で「幻の魚」ゲンゲを体験してみてはいかがでしょうか。

 

越中富山食の王国
http://www.shoku-toyama.jp/season/s032/

 

3.「オスワイ」登場

「オスワイ」!…

「押忍! ワイは…」みたいな感じで…どことなく体育会的な響きを持つ名前ですね。 

一人称が「ワイ」というと、「ワイは猿や!」でお馴染みの「プロゴルファー猿」をはじめとする、数多くの傑作漫画を生み出した藤子不二雄先生(藤子・F・不二雄こと藤本弘先生、藤子不二雄(A)こと安孫子素雄先生)はともに富山県出身!

富山市には「藤子・F・不二雄 ふるさとギャラリー」、氷見市には「氷見市潮風ギャラリー(藤子不二雄Ⓐアートコレクション)」)など、両先生の偉業を称える施設も数多くあります。 

そんな偉大な漫画家を輩出した富山県で愛された郷土料理「オスワイ」とは一体何なのでしょうか!? 

フンガー!

おすわい
出典: http://deli-aurora.net/recipe/100075/

まる怪グルメその48

「おすわい」(富山県)

こ、これがおすわい!

その語源は「お酢和え」といわれています。

 「お酢和え」が

「おすあえ」

「おすあい」

「おすわい」

 になった、ということですね。

バンザーイ! バンザーイ! ンマーイ!

 この「おすわい」、油揚げ、ニンジン、ダイコン、ヒジキ、昆布などを甘酢で和えた酢の物。

地域や家庭によっては、魚介や旬の野菜・果物などが入る、富山のおふくろの味です。

紅白のおすわいはお正月やお祭り、法事などでも食べられるほか、日常的にも食されています。

酸味もほどほどで、老若男女に好まれるさっぱりとした味わいが魅力です。

健康管理・ダイエットにもよく、コレステロールの低下や糖尿病や動脈硬化の予防にも有効だといわれています。

このおすわい富山を訪れてご賞味いただくほか、インターネット上にはおすわいのレシピが公開されていますので、それを元にご家庭で作ってみられてもいかがでしょうか。

 

ふるさとれしぴ
http://deli-aurora.net/recipe/100075/

 

4.「カブラゴキ」登場

カブラゴキ」!

なんだか、生命力の強そうな名前です。

「ウルトラセブン」には「ガブラ」という怪獣が、「帰ってきたウルトラマン」には「ゴキネズラ」という怪獣も出てきますが、まるでこの二匹がフュージョンアップしたかのような名前ですね。 

 それでは、カブラゴキさん! 

お願いします!!


かぶらごき
出典:http://mbp-toyama.com/seo-school/column/5864/

まる怪グルメその49

「かぶらごき」(富山県)

 

これが…「カブラゴキ」! 

かぶらごき」とは、「かぶら」と、その葉を茹でて、大根おろしを和えたもので、富山県で古くから親しまれてきた家庭の味。

雪国富山では、大根やかぶらなど、厳しい冬の寒さに耐えて育つ冬野菜の生産が盛んで、中でも特産の「富山かぶ」は甘みが強く、柔らかで香りがよいのが特徴です。

かぶらの切り方は家庭によってさまざまですが、醤油やポン酢をかけたり、鰹節や柚などで風味をつけていただきます。

かぶらの甘みと、大根の辛味、かぶら葉の歯ごたえが絶妙なハーモニーを醸し出します。

素朴ながら、じつに「んまーい!」なお料理「かぶらごき」、ぜひ、ご賞味になってはいかがでしょうか!

 

とやまのおいしいあさごはん
http://yado-toyama.jp/asagohan/?tid=100090

 

5.「トトボチ」登場

さて、富山県の「まる怪グルメ」、最後の一つは「トトボチ」です。

トトボチ!

なんとも可愛らしい、その言葉の響きから、なんだか優しげな怪獣……というか、森の妖精のような感じがしますね。

となりにいそうな、トトボチ! 

歌いたくなるようなカワイイ名前の「ととぼち」ですが、一体どんなグルメなのでしょうか。

ととぼち
出典:http://yado-toyama.jp/asagohan/?tid=100086

まる怪グルメその50

「ととぼち」(氷見市)

こ、これが「ととぼち!」

うまそう!

はい!

「ととぼち」とは、お魚、すなわち「とと」のこと。

そして「ぼち」とは「もち」、すなわち「とと餅」ということなんですね。

「ととぼち」というのは、氷見沖で水揚げされた新鮮な小魚をまるごとすり身にし、お餅のような形にした魚の団子。

春はイワシ、アジ、サワラ、夏はトビウオ、秋にはカマスやエボダイ、冬はアジ、メギスなど、旬の魚で作った「ととぼち」。これからの寒い季節にはピッタリです。氷見ではお店や宿によってそれぞれの「ととぼちのお味噌汁」があるそうです。

それを季節の海藻や野菜、そして魚に合うように作られた地元の味噌でお味噌汁にしたのが「ととぼちのお味噌汁」。お椀ではなく「ちゃん鉢」という深皿で供されるのが特徴です。

また、ととぼちを揚げた「ととぼち揚げ」も氷見のファーストフードとして、親しまれています。

富山県な「ンマーイ!」なグルメ、行かれた際には、ぜひ味わってみてください。

 

きときとひみどっとこむ
http://kitokitohimi.com/site/gofun/59.html


 

全国にはまだ、「まるで怪獣のような魅力的な名前を持つグルメ」(まる怪グルメ)がたくさんあります!

次はあなたの街の「まる怪グルメ」をご紹介するかもしれません! (情報をお寄せください!)

それでは!