3分でわかるニッポンの伝統工芸】東京・江戸木版画 | ウルトラJ

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江戸時代の紙文化を華やかに彩った「江戸木版画」をご存知でしょうか? 誰もが一度は見たことがある風景画や浮世絵の量産する技術をあらためてひも解いていきましょう。

木版画の歴史は古く、およそ1200年前から確認されています。時を経てその技術が、一般に使われるようになったのは江戸時代です。菱川師信が浮世絵を制作したことで、現在の制作と同じ分業体制が確立したのです。下絵を描く「絵師」、それを版木に彫る「彫師」、紙に摺る「摺り師」の3つの工程を分業にすることにより、それぞれの技術向上につながりました。はじめは墨一色だったものが、紅と緑の2色で摺る方法が開発され、さらには10色以上の色を使うことが可能になったのです。

有名な画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホやエドガー・ドガなどに影響を与えた葛飾北斎。そんな北斎の絵を支えたのは、「江戸木版画」の技術です。世界中を魅了する「江戸木版画」で作られた、芸術品をぜひもう一度鑑賞してみてください。クールジャパンの原点をきっと感じるはずですよ!

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